プレ更年期とは?30代から始まる女性更年期があるの?

更年期と聞くと、40〜50歳代の女性が経験するものという印象を持っている方も多いでしょう。しかし、それ以前の年齢であっても30代から始まるようなプレ更年期というものもあります。
今回の記事では、女性の更年期について簡単に解説し、そしてプレ更年期についても説明していきます。

女性の更年期とは?

更年期は一般的に、女性が45歳から55歳の間に経験する生理的な変化の期間を指します。この時期には、エストロゲンとプロゲステロンといった卵巣ホルモンの減少により、生理不順やホットフラッシュ、イライラ、睡眠障害など様々な症状が現れることがあります*1。

更年期に関する治療や詳しい情報については、[こちらの記事]も参考にしてみてください。

卵巣ホルモンのはたらき

ホルモンは体の中で作られ、臓器の働きを調節する物質です。インスリンのように、多すぎても少なすぎても体に不調が出ることがあります。

卵巣ホルモンは主にエストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンを指し、さまざまな生理的機能を担っています。以下に、それぞれのホルモンの役割を詳しく説明します。

エストロゲン(エストラジオール)

エストロゲンは女性らしい体つきや性徴を形成し、生殖機能において重要な役割を果たしています。以下に、エストロゲンの機能をご説明します。

  • 生殖器の発達:女性の生殖器官の成長と機能を促進します。
  • 月経周期の調節:月経周期とは、出血が始まる月経開始日から次の月経の前日までの期間のことを指します。エストロゲンは、この月経周期のうち、出血が終わってからすぐの時期に分泌が増え、子宮内膜を厚くする作用があります。そして、受精卵が着床するための環境を整えます。
  • 骨密度の維持:骨の再吸収を抑制し、骨密度を維持することで、骨粗鬆症のリスクを軽減します。
  • 心血管系の保護:動脈の柔軟性を保ち、コレステロール値のバランスを良好に保つことで、心血管疾患のリスクを低下させます。
  • 皮膚と髪の健康:皮膚の厚みと水分を保ち、髪の成長を促進します。
プロゲステロン

プロゲステロンは妊娠の維持に不可欠なホルモンで、エストロゲンによって厚くなった子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態にします。
以下のような働きがあります。

  • 子宮内膜の調節:子宮内膜を分泌相(ぶんぴつそう)という子宮内膜が妊娠に適した環境になる時期へと変えていく働きがあります。つまり、受精卵が着床しやすい環境を作るのです。
  • 妊娠の維持:妊娠中はプロゲステロンの分泌が大幅に増加し、子宮の収縮を抑制し、胎盤の正常な発達を支えます。
  • 乳腺の発達:乳腺の成長と分泌機能の発達を促進し、授乳に備えます。
  • 月経周期の調節:月経周期の後半に分泌が増え、子宮内膜を維持します。受精しなかった場合には、プロゲステロンの減少によって月経が起こります。

エストロゲンとプロゲステロンは、女性の生殖機能をはじめとする身体の多くの側面に影響を及ぼし、そのバランスが女性の健康にとって非常に重要なのです。

30代から40代は「プレ更年期」の可能性も

更年期の始まりは個人差があり、30代後半から40代の女性でエストロゲンの減少が始まる場合もあります。
これを「プレ更年期」と呼びます。プレ更年期には、月経不順や情緒不安定などの症状が現れることがあります*2。
プレ更年期は、更年期に入る前の段階を指します。
この時期には、女性ホルモンのエストロゲンが徐々に減少し始めるために、月経周期が不規則になったり、更年期に関連する症状が現れ始めたりすることがあります。ただし、プレ更年期の開始年齢や症状は個人差が大きいため、一概には言えません。

まとめ

更年期は女性ホルモンの減少による身体の変化を伴いますが、その始まりには個人差があります。30代から40代の女性も、プレ更年期の可能性を考慮し、体の変化に注意を払うことが重要です。更年期に関する疑問や不安がある場合は、医療機関で相談することをお勧めします。
また、セルフチェックとして自宅で検査をすることもおすすめです。
セルフチェックの手段の一つとして、ウェルミルの検査キットで体内の女性ホルモンを「見える化」してモニタリングすることができます。自宅で簡単に健康管理してみましょう。

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参考文献

  1. 産婦人科 診療ガイドライン ―婦人科外来編2020 p180
    https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2020.pdf
  2. Soules, M. R., et al. (2001). Executive summary: Stages of Reproductive Aging Workshop
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3340903/