iPS細胞のグローバル上場企業がお届けする

甲状腺検査キット
(TSH・FT4)

送料無料

¥10,500(税抜) ¥11,550(税込)

甲状腺とは

甲状腺は、私たちの体内で重要な役割を果たす小さな器官です。この器官が正常に機能しないと、エネルギー代謝や体温調節、心臓のリズムなどに影響を及ぼすことがあります。
特に、甲状腺刺激ホルモン(TSH)と遊離サイロキシン(FT4)は、甲状腺の働きを調整する鍵となるホルモンです。 TSHとFT4のレベルを知ることは、甲状腺の健康状態を把握する上で非常に重要です。

甲状腺の役割と甲状腺ホルモンの仕組み

甲状腺は、のどぼとけの下にある蝶のような形をした臓器で、甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンは、体全体の新陳代謝を促進する働きがあります。通常、甲状腺ホルモンは、多すぎたり少なすぎたりしないようバランスが保たれていますが、甲状腺の働きに異常があらわれると、そのバランスが崩れてしまいます。

TSH(甲状腺刺激ホルモン)は、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺ホルモンを分泌するよう調整する役割があります。FT4(遊離サイロキシン)は、甲状腺で産生され分泌されるホルモンで、成長・発育・エネルギー代謝や心臓の働きを調整しています。さらに、TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)は脳の視床下部から分泌され、下垂体を刺激してTSHを放出するよう指示するホルモンです。

FT3とFT4の違い

甲状腺ホルモンには、T3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)の二種類があります。甲状腺の中では、これらの甲状腺ホルモンは、サイログロブリンという蛋白に結合しています。そして、T3とT4は約1対3の割合で血液中に分泌されます。血液中に放出されたT3は、速やかに組織の中に取り込まれます。一方、T4はサイロキシン結合グロブリンというものに結合し、体のすみずみまで血液中を通って輸送されます。

T4はT3の前駆体であり、体内でT3に変換されて作用を発揮します。FT3(遊離トリヨードサイロニン)は、体内で利用可能なT3の形態で、FT4(遊離サイロキシン)は利用可能なT4の形態です。

FT4が測定される理由は、その安定性と信頼性にあります。 甲状腺から分泌されるホルモンは主にT4 であることや、T4はT3に比べて血中半減期が長く、体内での変動が少ないため、日常的な甲状腺機能の評価に適しています。

TSH・FT4測定の重要性とメリット

甲状腺の機能は、脳下垂体によってコントロールされています。
FT4の量が多いとTSHは減り、逆にFT4の量が少ないとTSHは多くなります。
甲状腺機能の状態は、以下のように機能亢進(異常)、機能低下(異常)、正常の3つに分けられます。

機能亢進:FT4上昇または正常、TSH低下
⇒バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、甲状腺ホルモン過剰摂取、機能性結節、その他

機能低下:FT4低下、TSH上昇
⇒慢性甲状腺炎(橋本病)、単純性甲状腺腫など

機能正常:FT4正常、TSH正常

このように、甲状腺の機能を推し量る上で、TSHとFT4の値を測ることはとても有用です。

TSH・FT4検査はどのような人におすすめか

甲状腺の症状が疑われる人
⇒疲れやすい、体重増加または減少、寒がりや暑がり、動悸などの症状がある方。

甲状腺疾患の家族歴がある人
⇒家族に甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症の患者がいる方。

過去に甲状腺疾患の診断を受けた人
⇒以前に甲状腺の問題があった方で、現在の状態を確認したい方。

定期的な健康管理を希望する人
⇒健康状態を定期的にチェックしたい方や、予防的に甲状腺機能を把握しておきたい方。

自宅でTSH・FT4のホルモンのレベルを測定できることは、甲状腺機能の異常を早期発見・早期治療することに繋がります。

まとめ

甲状腺の健康管理は、私たちの全体的な健康状態を維持するために欠かせないものです。TSH・FT4測定キットを活用することで、自宅で手軽に甲状腺のチェックができ、早期発見・早期治療が可能になります。健康管理の一環として、このキットをぜひ活用してみてください。

参考文献

甲状腺機能亢進症・低下症 日本臨床検査医学会

甲状腺ホルモン輸送:甲状腺から標的核受容体への旅路.信州医誌.2011;59(6):403-410.

ウェルミルのTSH・FT4検査

ウェルミルでは、TSH・FT4を血液検査で簡単に測定することができます。検査結果は検体を受領してから通常数日以内に見ることができます。検査結果を基に、自分の体の状態を考えることに役立ちます。

検査の流れ

  1. 採血・返送:自己採血キットで血液を採取し、返送用レターパックで返送してください。
  2. 検査:検体を受領後、 TSH・FT4値を測定します。
  3. 結果の送付:検査結果はご登録のメールアドレスにPDFとして送付します。

※検査結果は診断ではありません。
検査結果数値はプレチェックとしてご利用いただき、体調に不安などがある場合は、かかりつけの病院など医療機関を受診するようお願いいたします。

株式会社リプロセル(運営会社)について

iPS細胞ビジネスのトップランナーとして

株式会社リプロセルは、2003年に京都大学・東京大学発の再生医療ベンチャーとして設立されました。 2013 年にはJASDAQ へ上場し、現在日本・アメリカ・イギリス・インドに拠点を有し、グローバルにビジネスを展開しています。

リプロセルは創業以来、先駆的にiPS細胞の事業化を進めています。2007年に京都大学の山中教授が、世界で初めてヒトiPS細胞を作製した実験でも、当社の培養液が使用されました。また2009 年には、世界初のiPS 細胞製品としてiPS心筋細胞の販売を開始しました。
2024年現在、当社の製品は、世界中で9,000件以上の論文に引用されています。そして2016年より、本格的に再生医療分野に進出し、3つの再生医療製品の研究開発も進めております。

リプロセルは、今後ともi PS細胞ビジネスのトップランナーとして再生医療・医学・バイオ技術の発展に貢献すべく、挑戦を続けてまいります。