秋は食欲全開!食べ過ぎで体重が増える。原因と対策(後編)

今回は、「食べ過ぎ対策」の後編として、「食べ過ぎてしまった」場合、そのあとにとるべきおすすめ対処法を紹介していきます。

前編では食べ過ぎが起きやすくなる原因パターンとその対策を解説しましたが、対策が間に合わず「つい食べ過ぎてしまった・・・」という人は、こちらを参考にしてください。

【前編はこちら】

秋は食欲全開!食べ過ぎで体重が増える。原因と対策(前編)
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それでも、ヒトは食べ過ぎてしまうもの・・・

「せっかくの食べ過ぎ対策もむなしく、食欲に負けてしまった」という場合は、落ち着いて次の手を考えましょう。なお、食べたものを吐こうとするのは、摂食障害などにつながることもあるため、絶対にNGです。

<まずは多めの水分補給を心がける>

食べ過ぎのあとは、適度な水分補給を意識するのがおすすめです。食べ過ぎのあとでもっとも注意したいのは、胃腸の負担からくる便秘などの症状です。水分補給には白湯(さゆ)やお茶などの飲料を多めにとるのがよいでしょう。

ただし、食べ過ぎ直後に水をがぶ飲みすると、かえって胃に負担をかけてしまいます。コップ1杯ほどの分量を1時間おきに飲むなど、時間をかけて摂取するのもポイントです。

<悪循環を避ける>

前編でお話しした通り、ストレスはホルモンバランスを狂わせ、食べ過ぎの原因になります。食べ過ぎた自分を責め、必要以上にストレスとして感じてしまうと、また食べ過ぎてしまう悪循環になる可能性があります。自分の行動を少し反省するのは構いませんが、うっかり食べ過ぎてしまうことは病気ではありませんし、ましてや犯罪ではありません。「次は食べ過ぎなければOK」と心に余裕を持つことも重要です。

<胃腸薬の活用>

胃もたれなどを起こしていれば、市販の胃腸薬も活用しましょう。ただし、胃薬を常用するような生活はあまりおすすめできません。

<腸内環境を意識>

食べ過ぎた翌日以降の食事は、消化がよいものをよく噛んで食べる、食物繊維の豊富な野菜や海藻などを摂るなど、食べ過ぎに乱れた腸内環境をもとに戻す努力をすると、食べ過ぎによる身体へのダメージを最小限に食い止めることができます。

<運動でカロリー消費>

適度な運動をして、とりすぎたカロリーを消費するのは、建設的なアイディアです。もちろん、食べ過ぎた直後に激しい運動をするのではなく、普段からスポーツなどに取り組んでおくことがおすすめです。運動の習慣はストレス発散やホルモンバランスにもよい影響がありますから、運動を習慣づけている人なら多少の食べ過ぎは恐れずにすみます。

食べ過ぎ対策におすすめの健康茶を紹介

ここまで見てきた通り、食べ過ぎた後にできることは限られています。

水分補給に気をつけて、食べ過ぎを繰り返さないように体調を整えるのが一番ですね。

ところで、水分補給のところで触れたお茶の中には、さまざまな健康効果が期待できる健康茶(ハーブティー、薬草茶など)が存在しています。

たとえば、脂質の吸収をおだやかにする効果が期待できるウーロン茶、さらにハト麦茶、ルイボスティーなどはペットボトル飲料としても市販されているので、とても便利です。ここでは、そんな健康茶の中から、食べ過ぎに効果のある整腸作用などに注目して、特におすすめできるものを3つ紹介します。

<①ハブ茶>

ハブ茶はマメ科植物のハブ草の種子、または近縁種のエビスグサの種子から作られます。この種子は中国では決明子(ケツメイシ)と呼ばれ、漢方薬としても重宝されています。ハブ茶はビタミンAなどを豊富に含むほか、非常に多くの健康効果を持つ、香ばしいお茶です。

<②ドクダミ茶>

ドクダミ茶は日本で古くから知られる薬草茶です。生薬名では「十薬」と呼ばれるドクダミは、強い利尿作用を持ち、体内の毒素を排出するデトックス効果のほか、多くの健康効果が期待できます。ややクセの強い味と香りは好みが分かれますので、苦手な人は他のお茶とブレンドするのもおすすめです。

<③桑の葉茶>

蚕の餌として有名な、桑(クワ)の葉をお茶にしたものです。甘酸っぱくて桑の実はマルベリーとも呼ばれ、ポリフェノールが豊富でジャムなどで人気があります。桑の葉茶には、糖尿病の予防効果のほかにも、高血圧抑制、血中脂質抑制、便通改善などの効果があるとされています。

※健康茶やハーブティーに期待できる効能は、とても穏やかです。あなたの体質との相性や、好みの問題もありますので、味や香りが気に入ったものを日常生活のおともにするとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

前編でお話ししたように、普段から生活上の習慣や、自分自身のホルモンバランスについて意識しておくことが、食べ過ぎ予防になります。しかし、食欲の秋ですから、ちょっとした食べ過ぎは誰にでも起こることだと思います。1度や2度の食べ過ぎたからといってひどく健康を害することにはなりません。食べ過ぎてしまった後でも、気持ちに余裕をもって、身体への負担を最小限で抑える行動が大切です。

記事中で紹介した健康茶なども活用して、食欲の秋、スポーツの秋、充実した秋の生活を満喫してくださいね!

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