クラミジア感染症とは?原因・症状・検査方法を徹底解説

日本における性感染症(STI)の中で、クラミジア感染症は非常に多く報告される感染症です。
2018年のデータでは、性器クラミジア感染症が全性感染症の52.7%を占め、特に若年層での感染率が高いことが示されています。
多くの場合、感染しても自覚症状が現れにくいため、知らないうちに感染が進行し、将来的な不妊症やその他の深刻な合併症を引き起こす危険性があります。
本記事では、クラミジア感染症の原因、症状、検査方法を詳しく解説するとともに、早期発見の重要性と予防策についてもご紹介します。

クラミジア感染症の原因

クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチスという細菌によって引き起こされます。
この細菌は、感染者との性的接触時に、性器、咽頭、肛門、さらには目などの粘膜や体液を介して伝播します。
クラミジア菌自体は非常に弱い細菌であり、粘膜や細胞外に出ると増殖できないため、空気感染やタオル、プールの水を介して感染するリスクは極めて低いとされています。
しかし、オーラルセックスの普及により、性器だけでなく咽頭への感染も報告されており、正確な知識と予防対策が求められます。

クラミジア感染症の症状

クラミジア感染症の大きな特徴は、男女ともに半数以上がほぼ無症状とされている点です。
症状としてはたとえば下記のようなものが挙げられるようです。

男性の場合

排尿時の痛みや不快感

尿道に炎症が生じ、排尿時に軽度から中等度の痛みや違和感がみられます。

尿道分泌物

透明または乳白色のサラサラとした分泌物が出ることがあり、朝起きた際に下着に付着している場合もあります。

進行時の症状

放置するとクラミジア性精巣上体炎に進展し、睾丸の腫れや腹部に圧迫感を覚える場合があります。

女性の場合

おりものの変化

通常よりも量が増え、色が黄色っぽくなったり、異臭を伴ったりする場合があります。

不正出血

生理時以外の出血や性交後の出血が見られ、子宮頸管の炎症を示唆します。

下腹部や腰回りの痛み

感染が上行して子宮内膜や卵管に広がると、鈍い痛みや違和感が現れ、骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こすリスクがあります。

自覚症状の少なさ

女性の約8割が無症状とされていて、気づかずに感染が進行する可能性が高いところに大きな危険性があります。

一般的な検査方法

クラミジア感染症は、症状があっても無症状でも検査が可能です。
検査方法は感染部位により異なりますが、代表的な方法は以下のとおりです。

尿検査(初尿検査)

男性では、排尿開始時の初尿を採取し、PCR法などの核酸増幅検査によりクラミジア菌の有無を調べます。非侵襲的で手軽に実施できるため、定期検査としても広く利用されています。

膣分泌物の採取検査

女性の場合は、膣や子宮頸管から綿棒で分泌物を採取し、PCR検査や迅速抗原検査で検出を行います。症状がなくても、リスクがある場合には定期検査が推奨されます。

咽頭や直腸の検査

咽頭や肛門での性交渉により感染が疑われる場合、咽頭や直腸からの分泌物を採取して検査を行います。
これらの検査は、早期発見・早期治療に繋がるため、性感染症のリスクがあると感じた場合は、症状の有無にかかわらず検査を受けることが重要です。

一般的な治療と予防

クラミジア感染症は、内服の抗菌薬による治療が一般的で、適切な治療を行えば約90%の症例で菌が除去されると言われています。
しかし、治療後の再感染防止のためには、パートナーとの同時治療が必要です。
さらに、以下の予防策を実践することが大切です。

• 正しいコンドームの使用
性交渉時に必ずコンドームやデンタルダムを使用し、直接的な粘膜接触を避けることで感染リスクを大幅に低減できます。

• 定期検査の実施
自覚症状がない場合でも、特に新たなパートナーとの関係が始まった場合や、複数のパートナーと関係がある場合は、定期的な検査を習慣化することが望まれます。

• 情報収集と啓蒙活動
性感染症に関する正しい知識を持つことは、予防と早期発見の第一歩です。信頼性の高い情報源をもとに、最新の治療法や検査方法について学びましょう。

まとめ

クラミジア感染症は、男女ともに自覚症状が乏しいことが多く、知らないうちに感染が進行し、PIDや不妊症、さらには母子感染などの深刻な合併症を引き起こすリスクがあります。
正確な原因や症状、検査方法を理解し、定期検査を実施することが、健康を守る上で極めて重要です。
性感染症に対する正しい知識と予防策を実践し、早期発見・早期治療で万全の体制を整えましょう。

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