最終更新日: 2024年06月06日
更年期障害と聞くと「女性の問題」と思われるかもしれません。ところが、男性にも更年期障害はしっかりと存在します。男性の更年期障害は「加齢性腺機能低下症」または「LOH症候群」という診断名が使われることもあります。
男性の更年期障害の症状は、女性のそれと似ている部分はあるものの、性機能の低下(ED)や生活習慣病リスク増加などにも大きく関係し、何も対処しないと、女性の更年期障害よりもおさまりにくく、やっかいな側面があります。
今回は男性の更年期障害について、基礎知識を紹介します。
男性の更年期でよくある症状
男性の更年期障害では、女性の更年期障害に似た、精神的症状、身体的症状が見られます。すなわち、全身の疲労感や倦怠感、性欲低下、不眠、肩こり、ホットフラッシュなどに悩まされる場合や、集中力の低下や情緒不安定など、うつに似た症状に悩まされる場合があります。
男性の更年期障害にはさまざまな症状があるほか、症状の感じ方には個人差が大きいため、自分ではなかなか判断しづらい側面があります。
<男性ホルモンの低下が原因>
男性の更年期障害の原因は、男性ホルモン(テストステロン)値の低下です。主に睾丸(精巣)で分泌されるテストステロンは、30代以降に分泌量が緩やかに低下していくことが知られています。ただし、テストステロンの分泌量はストレスや生活習慣の影響を受けやすく、職場などで大きなストレスを感じている人や、運動不足の人、睡眠リズムや食事バランスが乱れている人などは、更年期障害の発症リスクが高いと言えるでしょう。
更年期が気になる人は、セルフチェックと生活習慣の改善を!
男性の更年期障害は、いきなり重い発作がでるような病気ではないですし、軽度であれば放置しても重篤な症状まで進む例はまれで、軽視されがちです。しかし、男性の更年期障害を引き起こす「男性ホルモンの低下」は、生活習慣病や循環器疾患のリスクに関係することが知られています。気になった人は、早めの対応をしておいて損はありません。
<ストレスの排除と生活習慣が重要>
男性ホルモンの値は、ストレスや生活習慣の影響を受けやすいことが知られています。そのため、男性の更年期障害の治療では、ストレスの原因をチェックしたり、睡眠・運動・食事などの改善を試みたり、といったアプローチが用いられます。症状が重い場合は、漢方薬やED治療薬、抗うつ薬など薬物療法がとられる場合もあります。 著しく男性ホルモンの値が低いときには、テストステロン補充療法などもとられます。
<チェックして安心>
簡易的なチェックとして、私たちウェルミルが提供するようなホルモン検査を利用する方法もあります。自覚症状が特にない人は、定期的に男性ホルモンの値を計測し、気になる数値の低下があれば医療機関に相談するなどといった利用法もありますね。心配や気がかりがストレスとなる人もいますから、手っ取り早く安心したい人にはおすすめの選択肢です。
リモート検査は便利?早めの対策で安心を手に入れる
男性の更年期障害のもっとも有効な対策は「医療機関で検査・相談をする」ことですが、忙しさなどが原因で、なかなか病院まで足を運べない人も多いことでしょう。また、症状の感じ方に個人差がとても大きいため、わかっていていても対処が遅れがちです。
しかし、男性ホルモン値の低下は他の疾患リスクにも影響を与えることを考えると、やはり早めのチェックが推奨されます。症状を放置していることが心配のもとになり、かえって余計なストレス要素となる場合もあります。
もちろん、病院で検査、またはセルフチェックをしていたとしても、更年期障害の発症を完全に防げるわけではありませんが、早めに兆候を知ることで、生活習慣の改善や運動療法など、予防の選択肢を増やすことができます。それらは、あなたの毎日の健康な生活を守る上で、きっと役に立ちます。
ウェルミルの郵送型モニタリング検査は、だ液を採取するだけで簡単に男性ホルモン値をはじめ、いくつかの体内の数値を「見える化」できるサービスです。気になる症状がある場合は、医療機関の受診をお勧めしますが、定期的なセルフチェックで安心感を得たい方などにぜひご活用いただきたい検査キットとなっております。ご興味ある方はWEBサイトを覗いてみてください。