甲状腺機能を調べる検査って何するの?
喉にある器官の甲状腺は、生命活動に必須の甲状腺ホルモンを分泌している大切な器官です。甲状腺ホルモンは、全身の細胞に作用することで基礎代謝などを調整しており、トリヨードチロニン(T3)とチロキシン(T4)の2種類に分類されています。
甲状腺機能の指標となるのは、血液中を循環している量の多い遊離型T4(FT4)の濃度です。
甲状腺ホルモンは、脳内で産生される甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって分泌量がコントロールされているため、FT4と同様に、TSHも甲状腺の状態を知るための指標となります。
甲状腺ホルモンに関連する疾患は、バセドウ病をはじめとする、動悸や多汗や体重減少が特徴の甲状腺機能亢進症や、橋本病などの疲労や便秘や体重増加を特徴とする甲状腺機能低下症です。
必要な検査の種類は、血液検査と超音波検査があります。病院やクリニックを受診した際には、一般的に問診、触診を経て、採血、エコーによる検査という順序によって診断が確定していくことになります。
また、最近では、病院に行く前のセルフチェックとして、自宅で検査ができる検査キットも販売されています。それぞれのメリットとデメリットを整理していきましょう。
病院の検査と、自宅でできる検査キットに違いはあるの?
甲状腺ホルモンの検査は、内分泌科や代謝内科などの一般外来や、女性外来などの専門外来を標榜している病院やクリニックで受けることができます。
通院によって検査をする場合には、病院やクリニックの指定した時刻に受診する必要があり、診察までの待合や再診などによる通院時間も考慮しなくてはなりません。一方通院による検査は、医師による問診や触診、エコー検査なども併せて受けることができ、明らかな自覚症状や不調がある場合に、有効な手段といえます。
しかしながら、周囲にぴったりの医療機関がない、そこまで重くない症状といった場合、なかなか通院して検査を受けることにハードルを感じる方も多くいらっしゃるのが現状です。
通院の甲状腺ホルモンの検査には血液検査と超音波検査があり、血液検査のみにかかる費用は、通常の保険診療であれば5,000円前後で収まることが多いです。
一方、手軽なセルフチェックを希望する方向けに、自宅でできる甲状腺検査キットが販売されており、時間がない中でも簡単に検査を受けることができます。
利用手順は、オンラインで検査キットを購入して自宅で採血したサンプルを郵送するだけの簡単な流れになっています。検査結果は、オンラインで閲覧できるため、非常に便利なサービスと言えます。
各社が提供しているリモート型の甲状腺機能チェック検査キットについて、検査項目や費用などをご紹介していきます。
自宅で受けられるリモート検査キットの種類は?
自宅でできるリモート検査キットで甲状腺機能を調べるには、少量の血液を自己採取する方法が利用されています。
甲状腺機能のみを測定する検査キットは少なく、性ホルモンと併せた更年期またはブライダルチェックのパックとして20,000~30,000円で販売されているようです。
ウェルミルでは、甲状腺機能のみを測ることができる検査キットを販売しています。
全身の倦怠感や体重の増減などの不調を感じた方で、なかなか病院には行きにくい、時間がないという方にお勧めの検査キットとなっております。
甲状腺機能のセルフチェックとして、ウェルミルのリモート検査を、是非ご利用になってみて下さい。