腰痛|繰り返す、つらい腰の痛みの原因は?

最終更新日: 2023年11月01日

現代人の多くが一生に一度は患うと言われる「腰痛」。二足歩行を始めたヒトの宿命であるとも言われ、古代シリアの農耕遺跡から出土する変形した腰の骨は、人類が昔から腰痛に苦しんでいた証拠ともされています。

ともあれ、つらい腰の痛みは経験した人にしかわからないもの。ぎっくり腰や椎間板ヘルニアのように、ありふれた病名であっても、その症状は激しく、再発もしやすいため侮れません。さらに、もっと恐ろしい内臓の病気が原因で腰痛を引き起こされる場合もあります。

今回はそんな腰痛の原因や種類について紹介していきます。

※本記事は自己診断を目的としたものではありません。記事を読んで疑わしいと感じた場合や、思い当たる症状があれば、整形外科などの適切な医療機関を受診し、詳しい検査をすることをおすすめします。

よくある腰痛

よくある腰痛とは、腰周辺の筋肉、骨、神経など、直接的に腰周辺の組織が原因となっている腰痛のことで、いわゆる腰痛はこれらのいずれかであることが大半です。こうした腰痛の原因の多くは、腰の筋肉の疲労や、腰の骨(腰椎)の老化によるものです。急な動作や前かがみ姿勢などがきっかけになりやすく、痛みの少ない姿勢でじっとしていると痛みが軽快するのが共通の特徴です。

  • 筋・筋膜性腰痛症・・・腰周辺の筋肉の疲労や炎症で起こる痛みです。
  • ぎっくり腰・・・急性腰椎症とも呼ばれます。腰の関節をつなぐ靭帯が伸び、捻挫や組織の損傷などがおきて痛みを生じます。
  • 椎間板(ついかんばん)ヘルニア・・・骨と骨の間を埋めるクッションの働きをしている椎間板が飛び出して神経を圧迫してしまうことで、強い痛みや下半身のしびれを引き起こします。
  • 脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症・・・主に加齢によって腰椎の骨が変形し、神経が通る骨のトンネル(脊柱管)が狭くなり、痛みやしびれの原因となります。
  • 脊椎圧迫骨折・・・骨粗しょう症(骨がもろくなる病気)などが原因で、腰の骨が押しつぶされるように骨折してしまう状態です。

内臓の病気による腰痛

姿勢とは無関係に起こる腰痛は、内臓の疾患によって引き起こされている可能性があります。じっとしていても激しく痛む場合や、繰り返し症状が出るような場合は、すみやかに詳しい検査と治療を受けるべきです。

  • 消化器系の病気が原因の腰痛・・・胃・十二指腸潰瘍、胆石、胆嚢炎(たんのうえん)、膵臓炎などの 場合に腰痛が起きる場合があります。腹痛や血便、吐き気、嘔吐なども伴うでしょう。
  • 泌尿器系の病気・・・、尿路結石、腎結石、腎盂腎炎(じんうじんえん)、前立腺がんでも腰痛が起こります。排尿障害や血尿がみられるのが特徴です。
  • 婦人科系の病気・・・子宮内膜症や子宮がんなどでも腰痛を感じる可能性があります。おりものの量の増加や不正出血なども生じます。
  • 循環器系の病気・・・心筋梗塞を起こした際に、締めつけられるような背中の痛みや腰痛が起こることがあります。また、解離性腹部大動脈瘤があると、腰と下腹部に突発的な激痛が走ります。

その他の腰痛

その他、専門的な医療機関でなければ、原因の発見や治療が難しいタイプの腰痛もあります。

  • 化膿性脊椎炎・・・背骨の細菌感染症です。転倒などの原因がないのに、痛みがある場合に疑われます。
  • 癌の骨転移・・・脊椎へのがん転移が原因で、腰痛になる場合があります。
  • 心因性腰痛・・・強いストレス、うつ病などの症状として、心因性の腰痛が存在します。発症メカニズムは長年の研究でもなかなかわかりませんでしたが、近年になって、長く続く強いストレスによって脳に変化が起こり、本来感じないはずの痛みを感じるようになることがわかり始めています。

まとめ

いかがでしたか?一言で腰痛といっても、原因はさまざまであることがおわかりいただけたかと思います。腰痛以外に体に痛みや異変は感じないか、日頃から自分の体の変化に気を配っておくことが大切ですね。腰痛には怖い病気が潜んでいる可能性もあります。激しい痛みや長引く痛みの場合は我慢せずに、すみやかに医療機関を受診しましょう。

なお、ウォーキングをはじめとする適度な運動は、一般的な腰痛を予防でき、健康維持にも役立つので、お医者様に勧められなくても取り入れておきたい習慣です。

また、私たちウェルミルのモニタリング検査は、そんなあなたの毎日の健康管理を応援するサービスです。ウェルミルなら、ストレス物質のコルチゾール、代謝に関連する女性ホルモン・男性ホルモン・甲状腺ホルモンなど、いろいろなカラダ数値を見える化できます。検査方法も簡単で、結果はwebで確認でき、どなたでも気軽に始められます。ぜひご検討ください。