二日酔いとは?メカニズムや年齢とともにお酒が弱くなる理由を解説!

行楽や歓送迎会など秋から冬にかけてお酒を飲むイベントが増えるもの。

職場の仲間や友人と盛り上がり、つい飲みすぎて二日酔いになった経験がある人も多いのではないでしょうか?

特にあまり意識的に水分を摂らない秋冬は、知らぬ間に脱水症状や低血糖状態の症状が悪化してしまいやすく、体調を崩して日常生活に支障をきたしてしまいます。また年を重ねるとアルコールの代謝が遅くなることもあるため注意しなければなりません。

そこでこの記事では、二日酔いのメカニズムや加齢との関係、対処法について紹介します。

二日酔いの症状に困っている方は、ぜひ参考にしてください。

二日酔いとは 

二日酔いとは、飲酒後の心身に現れる不快な症状のことを指します。

一般的には、下記のような症状が多いです。

・頭痛

・吐き気

・記憶障害

・不眠

・不安感

・倦怠感

症状には個人差があり、翌朝に悪寒や下痢、身体のほてりを感じる人も少なくありません。

二日酔いが続く時間も人それぞれですが、ほとんどの場合が24時間以内に緩和します。

二日酔いの原因・メカニズムとは 

辛い二日酔いの症状は、どのような仕組みで起こるのでしょうか。

主な原因として、アルコールを肝臓で分解した時の副産物であるアセトアルデヒドが体内に蓄積することが影響しているといわれています。

二日酔いのメカニズムは複雑であり、複数の要因が関係しています。

抗利尿ホルモンの分泌抑制による脱水

お酒を飲むとトイレが近くなることは誰しもが経験していることでしょう。

アルコールには、抗利尿ホルモンの分泌を抑制する働きがあります。

抗利尿ホルモンの作用が低下すると、腎臓で尿を濃縮できずに、尿の回数が増えて脱水傾向になるのです。

体内の水分量が減ることで、倦怠感、吐き気や頭痛、めまいといった二日酔いの代表的な症状を招きます。

酸塩基平衡のバランスの乱れ

アセトアルデヒドは、体内の酸と塩基のバランスを崩して、酸性に傾く「アシドーシス」の状態を引き起こすと考えられています。

アシドーシスは、胃酸分泌を促して吐き気や嘔吐といった二日酔いの症状を悪化させます。

一方で、アセトアルデヒドと二日酔いの関係は、遺伝子によって代謝速度に個人差があることも知られており、二日酔いをほとんど経験したことが無い人がいるのも事実です。

肝臓の糖新生抑制による低血糖状態

二日酔いは、膵臓から分泌しているインスリン・グルカゴンの分泌が変動することが関係しています。

お酒を飲むと、肝臓はアルコール分解を優先するため、ブドウ糖の生成が抑制されて低血糖になりやすいです。

脳の重要なエネルギー源であるブドウ糖が不足すると、認知機能が低下したり、倦怠感や頭痛を生じたりしやすくなります。

コルチゾールの分泌による気分障害

二日酔いになった時の不安感や気分の落ち込みは、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌が増えることも原因の一つと言われています。

アルコールを代謝する過程で生成されるアセトアルデヒドやアセテートは、炎症反応を引き起こし、副腎皮質からコルチゾールの分泌を促します。

コルチゾールは、脳の神経伝達物質であるセロトニンの合成を阻害するため、気分の落ち込みや不眠、抑うつ症状が現れるのです。

年齢を重ねてお酒が弱くなる理由 

「若い時よりもお酒が弱くなり、飲んだ翌日は二日酔いで辛い」と感じる人は多いようです。

加齢により二日酔いになりやすい理由は主に二つです。

加齢と肝機能の低下

年齢を重ねると肝臓のアルコールを分解する機能が低下して、二日酔いの症状が出やすくなると考えられています。

アルコール分解酵素のADH・ALDHの量は年々減少し、分解速度も遅くなるため、酔いから覚める時間が伸びるのです。

また、持病を抱えて薬を服用していると、アルコール代謝が妨げられて、酔いが回りやすくなることがあります。

加齢と体内水分量の低下

年齢を重ねると体内の水分量が減少するため、アルコールの影響を受けやすくなると考えられます。

成人の場合、体内の水分は約60%ですが、高齢者は約50%まで低下し、脱水になりやすいです。お酒を飲むことで更に利尿作用が働き、若い時よりも二日酔いの症状が出やすくなくなります。

二日酔いの対処法 

飲み過ぎた翌日は、吐き気や倦怠感で体調が優れず、仕事が思うように進まないなど日常生活に支障をきたすこともしばしばあるでしょう。

二日酔いの辛い症状を緩和させるには水分補給や休息が大切です。

水分補給

二日酔いの脱水症状の対処法として水分補給は必要不可欠です。

ただし、水を一度にたくさん摂取すれば酔いが覚めるというわけではありません。

厚生労働省によると体重60kgの場合、食事を含めて一日あたり約2.2リットルの水分摂取が必要だといわれています。特にお酒を飲んだ時は入浴後や寝る前などこまめに水を飲みましょう。

ブドウ糖の摂取

二日酔いの要因の一つである低血糖症状を改善するには、ブドウ糖を摂ることが有効だといわれています。

ブドウ糖はラムネやスポーツドリンク、果物などに含まれています。また、アルコール分解の手助けとなるビタミンCやミネラルも代謝を促す効果が期待できます。

食欲がある方は、ビタミンCが多いトマトやキウイ、ミネラルが豊富な赤身の肉や緑黄色野菜などバランスの良いメニューを心がけてください。

十分な休息・睡眠

二日酔いの症状を軽減させるには、身体を休ませてお酒の分解を促すことも大切です。

飲んだ日や翌日は、軽めのストレッチや入浴をして、早めに就寝するようにしましょう。

睡眠の質を高めるために、寝る前にブルーライトを浴びることを控え、温度や湿度など寝室環境を整えることをおすすめします。

二日酔いを予防する方法 

二日酔いにならない程度に楽しくお酒を楽しむには、飲酒量の見直しや飲み方の工夫が大切です。

・食事を摂ってからお酒を飲む

・水やジュースなどノンアルコール飲料をチェイサーにする

・ロックは控えて薄めて飲む

一気に血中アルコール濃度が上がるような飲み方は二日酔いを悪化させてしまいます。

こまめに水分を摂取して身体を労りましょう。

年齢と共に二日酔いの症状が強くなった方は、肝機能の低下やストレスが増えていることが影響しているかもしれません。

適度な運動や休息、趣味に取り組む時間を作ってストレス解消しましょう。また、定期健診で今の身体の状態をチェックすることで年齢に応じたお酒との付き合い方が分かります。

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