最終更新日: 2025年01月15日
取引先で同世代の人と出会い、「自分と同じオジサン世代のはずだけど、若く見えるなぁ」と感じたり、元気な若手社員を見て「俺だって、若いころは元気がよかったけどな…」と羨ましい気持ちや諦めのような気持ちを感じたりしたことはありませんか?
もしあなたがまだ40代、50代なら、若々しさを簡単に諦めてしまうのはかなりもったいないことと言えるでしょう。健康長寿の時代、60代を超えてもなお「若々しくはつらつと活躍する人」が増えたように感じる背景には、ホルモンの姿も見え隠れしています。
というわけで今回は、中年男性にとって「若々しさを維持するカギ」とも言える、男性ホルモン「テストステロン」について紹介します。
目次
テストステロンとは?
中年期以降では、年齢とともに低下していくことが知られているテストステロン。しかし、近年はさまざまな側面から研究が進み、生活習慣などを見直すことにより、値を増やしたり、維持したりといったこともできると考えられています。
「男らしさ」だけではない、テストステロンの働きとは?
テストステロンと聞いてすぐに「筋肉」や「男らしさ」を連想した人は、間違いではありません。
しかし、テストステロンが司るのは、「男性らしい体つき」や「性的機能」だけに限られず、「健康維持」や「生活の質の向上」にも大きくかかわっていることも、ぜひ知っておきたい事実です。
たとえば、テストステロンは「糖代謝」や「脂質代謝」にも大きな影響を持つと考えられています。その結果、生活習慣病や骨粗しょう症などの発症リスクにも関与するというデータが知られています。
さらに、「記憶能力を高める」や「前向きな思考を促す」など、こころや脳の働きにも影響することもわかってきています。つまり、テストステロンとは「(特に男性にとって)健康で活力ある日々に、欠かすことのできないホルモン」だと言えます。
テストステロン=AGA(薄毛)は間違い!
「テストステロンって、筋肉モリモリになってもハゲやすいんじゃないの?」
といったイメージを持たれている人も、一部におられるかもしれません。
しかし、これは誤解です。
AGA(薄毛)の原因として近年研究が進められているホルモンは「ジヒドロテストステロン」です。テストステロンとジヒドロテストステロン、名前が似ていて関係もある両者ですが、働きは異なることが知られています。
もう少し詳細に説明すると、ジヒドロテストステロンとは、テストステロンと5αリダクターゼという酵素が結合してできるホルモンです。AGAを引き起こすメカニズムの1つと考えられているのは、このジヒドロテストステロンの作用です。ただし、ジヒドロテストステロンはテストステロンと同じく性的機能の発達にも関わる男性ホルモンの1つであり、体内での重要な働きも持ちます。
テストステロンは減らさずに、ジヒドロテストステロンだけをコントロールする(抑える)というのが、現在のAGA治療の主流となる概念です。したがって、ジヒドロテストステロン生成に関与する5αリダクターゼをコントロールする治療法が多く提供されています。
テストステロンを増やす/維持する!ポイント3つ
テストステロンの分泌量を維持、向上させる方法はあるのでしょうか?
誰にでも手軽に対策できて、効果が期待できる手段には、以下の3つがあります。
【①運動習慣】
あまり激しくなくてよいので、できれば毎日続けるのが効果的です。ジョギングや筋トレがおすすめです。心肺機能の維持や生活習慣病の予防にもつながります。
【②栄養バランス】
暴飲暴食を避け、ビタミンやミネラル、タンパク質をバランスよく摂りましょう。よく噛んで食べることも大切です。
【③質のよい睡眠習慣】
過不足のない睡眠時間を確保することは、ホルモンバランスに好影響を与えます。規則正しい生活リズムの基本にもなり、熟睡することで疲労やストレスも効果的に取り除かれます。枕やマットレスなどの寝具の工夫や、睡眠管理アプリの導入を試してみるのもよいでしょう。
簡単セルフチェックでホルモン管理
人は誰でも歳をとるものです。しかし、中高年を迎えた男性にとって、20代30代なら平気だったことがしんどく感じたり、体力や見た目の老化を実感したりすると、辛く感じるときもあるでしょう。
「たとえオジサンと呼ばれても働き盛り」
「まだまだがんばりたいことや楽しみたいことがある」
そんなあなたに、「テストステロン対策は幅広くある」ということを知っていただきたいコラムでした。
私たちウェルミルが提供している郵送検査キットなら、自宅で好きなタイミングにテストステロンなどのホルモン量を手軽にチェックできます。「前向きに行動して若々しさを取り戻す」そんなあなたの第一歩になれたら、幸いです。
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