女性ホルモンのリモート検査を利用するときの注意点は?

最終更新日: 2024年04月12日

リモート検査は、検査会社から送られるキットを用いて自宅で少量の血液や唾液を採取し、郵送などの手段で検体を輸送するという方法をとります。

このリモート検査は、手軽に行えるというメリットもありますが、いくつか注意すべき点もあります。この記事では、女性ホルモンのリモート検査のメリットや注意点について解説していきます。

女性ホルモンのリモート検査はどのように行うのか

当社ウェルミルでは、女性ホルモンのリモート検査は以下の流れで行います。

・検査キットをご購入いただく

・検査項目を登録し、自己血採取用キットを用いてご自身で検体採取する

・検体をレターパックで投函して送る

・メール添付で送られる結果PDFをスマートフォンやPCで確認する

なお、ウェルミルでは、検体を受け取ってから2週間程度で結果をご確認いただけます。

ご自身での検体採取といっても、ほんのわずかな血液やだ液をとるだけですので、身体への負担などは少なく、手軽に実施いただけます。

また、検体を採取するタイミングについては、各種キットによって条件があります。例えば、女性ホルモンを検査するキットの場合には、月経3~5日目に検体採取する必要があります。

女性ホルモンのリモート検査の注意点

こうしたリモート検査についての注意点があります。

ウェルミルのエストラジオールとFSHチェックでは、手順に沿った検体採取ができていれば正確なホルモン値が出るように品質管理が徹底されています。

一方、一般の女性の基準値を採用しているので、ホルモン療法をしている人・妊婦・男性など、対象者以外だと検査結果の解釈が難しくなるという可能性もあります。

結果を解釈するのはあくまで検査を受けるご本人のみですので、適切な方が検査を受けることを前提とした検査であるということには注意が必要です。

女性ホルモンのリモート検査のメリット

このような注意点もありますが、女性ホルモンのリモート検査にはメリットもあります。

病院で実施する検査との違いを挙げてみましょう。

当然のことですが、あくまで病院では病気の診断のために検査を行います。

そして、月経周期や健康状態と仕事の都合などを擦り合わせた上で病院の予約をとる必要があり、検査を受けるためのハードルがとても高くなる場合もあります。

病院での検査は、あくまで症状があり、病気を特定するための手段として利用される、ということが病院で検査を受けるにあたっての最大の特徴といえます。

一方で、リモート検査のような自分で行うことができるモニタリング検査は、検査を受ける場所とタイミングが自由に決められます。

このリモート検査の目的としては、自身の血液データを気軽に把握するためであるということにあります。定期的にセルフケアの一環として利用できる、ということがポイントです。

また、当院でのリモート採血検査では、病院と同等の検査で測定でき、また少量の血液をとるだけなので身体への負担が最小限になるというメリットもあります。

まとめ

今回の記事では、女性ホルモンのリモート検査のメリットや注意点について述べました。

気軽に行える女性ホルモンチェックですが、もちろん月経不順や不正出血などの気になる症状がある場合には医療機関を受診するようにしましょう。

健康診断のように、現時点で特に症状はないが、セルフメンテナンスとしてリモート検査を受けていただけると良いかと思います。

ウェルミルサービスでは、おすすめの検査キットとして更年期検査キットや不妊チェック妊活検査キットもあります。

自宅で自分の現在の体の状態について調べてみたい、という場合に、ぜひご活用くださいね。

ウェルミル:https://www.well-mill.com/

【参考文献】

自己採取血液検査とインターネットを組み 合わせた在宅健康管理システムの構築

エストロゲンとプロゲステロン | 公益社団法人女性の健康とメノポーズ協会