更年期・女性ホルモン

エストラジオール(女性ホルモン)

エストラジオールとは、女性ホルモン(エストロゲン)のひとつで、女性では主に卵巣で分泌されています。主な働きは、子宮や乳腺などの性成熟作用や、脂質代謝、骨代謝、糖代謝、血管への作用、肌や毛髪、筋肉の若々しさを保つ、精神面の安定など多岐に渡ります。

また、妊娠に向けて子宮内の組織を厚くしたり、排卵を促す作用を持つため、正常な月経周期や妊娠のためにも必須のホルモンです。女性の閉経前後の更年期では、エストラジオールが急激に不足することによる種々の症状(更年期症状)が出ることがあるため、生殖系の疾患とともに、更年期障害のモニタリングに重要な項目となります。

エストラジオール分泌には、年齢や体重、運動、ストレス、喫煙、ホルモン剤の服用などが影響を与えることが報告されています。

血中のエストラジオールが高い状態が続くと、不正出血や子宮体がんのリスクが増加します。
一方エストラジオールの血中濃度が低い状態が続くと、動悸やほてり、頭痛、憂うつ感といった更年期症状が出たり、骨密度の低下や動脈硬化の進行、排卵障害、肌の張りや筋力の低下などの症状が出たりします。

ウェルミルの検査では、月経3日目~5日目の間の血液を採血します。

卵胞刺激ホルモン(FSH)

卵胞刺激ホルモン(FSH)とは、女性において卵胞の発達と成熟、エストロゲンの分泌を促進するホルモンです。脳の下垂体で作られ、視床下部や卵巣から分泌されるホルモンによって分泌量の調節を受けています。

正常な月経周期や妊娠に不可欠なホルモンで、月経不順や不妊の際に、検査される項目のひとつです。

血中のFSH濃度が高値の場合、他のホルモンの組み合わせによりいくつかの状況が考えられます。

・血中のFSH濃度が高値で、LHが高値かつエストラジオールが低値の場合
→更年期症状が現れる、卵巣の機能が低下といった可能性があります。

・血中のFSH濃度が高値で、LHが正常~低値かつエストラジオールが高値の場合
→不正出血や排卵障害を呈するFSH産生腫瘍が考えられます。(非常にまれ)

血中のFSH濃度が低値の場合、脳の下垂体や視床下部の機能が低下していることが考えられます。低体重やストレスで引き起こされることがあり、排卵障害や月経不順、無月経などを発症する可能性があります。

ウェルミルの検査では、月経3日目~5日目の間の血液を採血します。